取材から受けた会社の印象
「頑張った人が評価される、真面目に働いた人が報われる、社員が気持ちよく働ける会社を作りたい」というのは代表の言葉。現在、その想いを実行すべく、社内制度の整備を進めているといいます。取材中に熱く語ってくださる姿から、代表の本気度が垣間見えました。
たとえば、評価制度。これまでは運搬した重量に応じ賞与を支給される仕組みでしたが、今後は技能面に加え、企業理念に則った行動ができているかという人柄面も評価。具体的には、手が空いている時に他の仕事を手伝う、資格取得に向けた努力等を評価し、頑張った人間が真っ当に稼げる制度にしたいと考えているのだそう。さらに教育制度では、これまでの「見て覚えろ」といった職人的なものではなく、先輩の技術を継承できるような制度を考案中だそうです。
50年の歴史に甘んじることなく、働く環境の改善に向けた改革を進める姿勢を見て、20年以上勤続する社員が多いのも頷ける取材となりました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい同社が担う「鉄くずのリサイクル」がなければ、新しい鉄鋼製品は完成しません。自動車などの製造もあらゆる建築物の建設も、同社の仕事があってこそ、成り立っているのです。だからこそ、同社の事業の中核を担うドライバーもまた日本の産業に不可欠で重要な仕事。一つひとつの仕事は派手ではありませんが、自分の仕事がモノづくりを支えていることを日々実感できるでしょう。
また、鉄くずの再利用はまさに環境保全に直結します。自分の仕事が資源の有効活用につながり、環境保全に貢献しているという実感を持つことで、より大きなやりがいが感じられるとのことでした。
また、鉄くずの再利用はまさに環境保全に直結します。自分の仕事が資源の有効活用につながり、環境保全に貢献しているという実感を持つことで、より大きなやりがいが感じられるとのことでした。
厳しさ当然ですが、各現場ごとに回収に伺う時間が決められており、時間厳守です。また、現場ごとに入場の手順などのルールがあるため、最初は覚えるのが大変かもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人夜勤がなく、残業が少なめで、土日祝に休めるなど働きやすい環境が揃っているだけでなく、給与も高めに設定されている同社。頑張りがしっかり評価されるため、中には年収600万円ほど稼ぐ方もいるほど。自分の時間を大切にできる働き方も、安定した収入も手に入れたいという方にピッタリの職場といえるでしょう。
向いていない人決まった現場を担当するため、お客様とは顔見知りになります。人間関係を大切にした結果、お仕事をいただけている側面もあるため、ドライバーはいわば“会社の顔”。愛想のない対応しかできない方や礼儀に欠ける方には向きません。また、若干の荷物をくくるなどの力作業もあります。