取材から受けた会社の印象
あまたの競合が存在する住宅業界。昨今の不安定な経済状況もあり、同社の安定性は気になるところではないでしょうか。取材で探ってきました。
聞くと、ここ1年ほどで顧客ニーズに変化があったといいます。家で過ごす時間が長くなったことで、使いやすさや居心地の良さをより求める方が増加しているのです。その点、日本の住宅より、接客や仕事の空間と家族とのプライベートな空間を分け、スペースを有効に活用されているのが、欧米の住宅。海外ドラマのブームも重なり、欧米の住宅のデザイン性にも注目が集まっているのだとか。そんな欧米風の住宅に特化してきた会社は、あまり多くありません。中でも同社は、機能性や安全性に高いデザイン性まで兼ね備えた住宅を数多く建築してきた会社です。新規顧客との接点を安定して作れており、高い成約率を誇っていました。同社なら今後の成長に期待を持てそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい「海外のような家に住むのが子どものころからの夢だった」という方がいるなど、家に対する想いの強い方がお客様です。そんな方が理想とする家を、営業は一緒に作りあげていきます。完成するのは、細部までこだわりが詰まった家。その姿を引き渡しの際に目にしたお客様が、泣いて喜ばれることもあるようです。理想としていた暮らしを実現できたことから、引き渡して何年か経った後に感謝の手紙が寄せられることも少なくないのだとか。さらには、別荘を購入する際に指名してもらえることもあるといいます。自分の仕事がお客様に喜ばれ、それが先々の信頼にもつながっていくことにありがたみを感じると先輩社員の方は話していました。
厳しさ妥協せずに理想の注文住宅を作るお客様が少なくないといいます。それだけ家に対するこだわりを持つ方が、お客様です。中には、譲れないこだわりがあるものの、それが感覚的で明確に表せない方もいるのだとか。そこで営業は、施工事例を見せてお客様のイメージを具体的にしていくのはもちろん、認識のズレがないように設計に作ってもらったパースで細かく確認していくそうです。こうした数時間にわたる打ち合わせを3~5回ほど行なって、ようやく設計が確定します。ただ、施工現場にお客様が訪れた際に「イメージと違う」とご指摘を受けることもあるようです。お客様との共通認識を持つ難しさがあります。
この仕事の向き&不向き
向いている人お客様と一緒に理想の家を完成させるからこそ、引き渡しの際には泣いて感謝されることもあるといいます。お客様に大きな喜びを与えられる仕事に携わりたい方にオススメです。
向いていない人こだわりを持つお客様が相手となるため、じっくり耳を傾けることが大切です。お客様に寄り添い、考えや想いを汲み取ることが必要なコミュニケーションに抵抗がある方には向かないでしょう。