取材から受けた会社の印象
連日、メディアを賑わせている日本の女子ゴルフ選手たち。今やメジャーの常連となり、世界レベルでの戦いを繰り広げる姿に、多くのファンが心を躍らせています。そんな日本の女子ゴルフの総本山とも言えるのが同法人。国内ツアーの企画・運営をはじめ、プロ選手・指導者の認定、著作権・商標権・放映権といった知的財産の管理などをすべて担っています。
また、ゴルフ文化・業界の発展にも多大な影響を与え、ジュニア育成、ゴルフの普及、各種メディアでの広報活動においても、同法人の存在を抜いて語ることはできません。まさにゴルフ競技者、プロ選手、用具メーカー、ゴルフ場など、ゴルフに関わるすべての人、企業とともにゴルフの歴史を作り上げてきた法人です。そして今、世界の頂点を目指すプロやアマチュアゴルファーのために、さらなる発展に向けた改革を進めていらっしゃいます。その一員として、ぜひ活躍していただきたいと思います。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい契約に関わる業務では、相手と同法人の間で双方にとってよい形でまとまるまで、交渉期限ぎりぎりにもつれ込むことも珍しくないそうです。非常に神経を使う業務ですが、時間をかけて交渉を繰り返してきた契約がうまくまとまった時には非常に大きなやりがいと達成感が味わえます。同法人が描く将来のビジョンや実現したい目標に向けて各種の契約が成立するよう導いていく役割は、法務でなければ務まりません。
厳しさ同法人は、非営利団体であり決して利益を追求するためにあるわけではないのですが、ゴルフ業界の発展・振興を図っていくには資金の調達が不可欠です。女子ゴルフをビジネスの観点でとらえ、コンテンツとしての魅力の最大化を図り、収益性に優れた体制を構築していく必要があります。もちろん達成すべき数字や実現しなければならない目標があり、危機感と責任感を持って日々の仕事に取り組んでいかなければなりません。
この仕事の向き&不向き
向いている人法律、法務に関する基本的な知識が備わっていると同時に、能力面では交渉や調整が担えるかどうかが問われます。権利や契約などにからむ問題では、法務が中心となって相手との交渉、各種の調整を図っていく必要があるからです。課題や問題に対して素直に向き合い、その解決に向けた努力ができる方に向いています。
向いていない人慎重さに欠ける方には向きません。多くのプロ選手が会員として所属し、スポンサー企業からも多くの支援を得て開催する国内ツアートーナメント。その企画と運営に責任を負う同法人に、ミスや不備があってはなりません。契約や権利に関する部分において同法人を代表する立場であることを常に意識し続けることが求められます。