株式会社エルベの児童発達支援スタッフ／管理者候補／大手教育出版社「受験研究社」グループと提携（1019717）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

とある女の子は、椅子に座り、落ち着いて話を聞くことが苦手でした。どの療育施設も「この子はのびのび育てた方がいい」という見解。ですがご両親には、小学校入学に向けて、授業を受けられるようになってほしいという想いがありました。

当教室に入会した彼女に、私達はまず、授業開始前のあいさつから始めました。「こんにちは」「お名前を教えて下さい」。幾度となくそれを繰り返す内に『あいさつ＝授業開始の合図』という認識が、彼女の中に芽生えました。

次第に、彼女の顔つきも明るく変わります。「自分から宿題をするようになりました」。そうご報告くださる保護者さまの顔には安堵の表情が。教わることに課題を抱えている子どもたちだからこそ、その成長は眩しく、保護者さまにとっても大きな喜びなのです。

安易に「そのままでいい」と言うのは簡単です。ですが「教える難しさ」「学ぶ難しさ」から逃げず、子どもたちに向き合うことが大切。子どもを思いやるキモチがあれば、経験はいりません。教わる力を授ける喜びが、ここにあります。