株式会社ビドー

どんな業界でも時代の移り変わりの中で企業を続けていくには、対応と工夫が必要だと考えています。老舗であること自体は安定とは考えていませんが、ここまでこれたのは従業員の皆さんのおかげだと思っています。今後も努力を続けていこうと思います。

ご指摘の通り、部品メーカーの観点から社会貢献を行うことは確かに難しいことです。しかし、当社の立場で「伝統をどのようにして守るか」というテーマの答えが2つあります。一つは、ものづくり価値保存システムを搭載した通販システムである「ビドーパル」。もう一つは和室減少の住空間への「和の在り方」を提唱した「WATOMOS（ワトモス）」です。現代に通用する価値にどのようなチャレンジができるか、今後も模索を続けていこうと思います。

当社の人事育成の柱に「人間成長」があります。仕事を通じて、周囲や自らを成長させる存在になってもらいたいと考えているからです。それは「1つの仕事をコツコツやりたい」タイプの方であっても同じこと。人生を進めていくと様々な困難と出会い「これさえできればOK...これさえしていればよい」という、安定状態が続くことはありません。時代に合わせて自己成長していくことで、ようやく渡り歩くことができるようなものだと思います。単一業務が機械やAIにとってかわる可能性のある中で、いろんな仕事をできることがご自身にとって必ず自己成長につながり、強い精神を養うことができると考えていますし、当社で働くことの利点だと感じてほしいと思います。

休日については、できるだけ連休は休みたいと考えています。当社では月2回出勤土曜日はありますが、対外的には土日祝は営業していません。出勤土曜を利用して集中業務を行いますので、その代わりに祝日が土日と隣接しているなら是非とも休みたいもの。よく働き、良く休むことは大事なことだと思います。

当社では部署をまたいでの交流や会議、ミーティングをたくさん行いますが、それは考え方を共有することが重要だと思うからです。同じ場に居合わせても感受性の違いや捉えかたで、考え方はうまく伝わらないもの。当社ではできるだけプロセスを共有し、それを行動に置き換えて業務を進めていこうと考えています。今後の課題は会社全体でもっと会議スキルを上げること。召集メンバーの時間を有効にし、効率を上げる為に目的と事前準備を心がけていきたいと思います。