下村パートナーズ税理士法人

特に形式的なものはない。休暇も取りやすい空気だと思う。だからこそ、自分がこれまで培ってきた能力を生かしながら、自分で仕事の段取りを考える能力が必要となる。期限までに仕事を完結させるために逆算で自己管理できることが不可欠となる。

新しい仕事が常時入ってきており、さらに、私が入社した頃より大きな規模になっている。すでに既存の社員たちは各々仕事を抱えて、新規の仕事に十分には対応できていない。会計事務所が新規の顧客獲得に苦慮するなか、うれしい誤算といえるかもしれない。無理して顧客の新規開拓をしようとは思わないが、請われてきてくれる顧客のニーズには対応したい。

会社の経営者の方と話をして思うことがある。「経営」は結局、「判断」することだと思う。我々の職種が存在価値が出てくるのは「判断」に必要な情報を提供するところにある。私は、財務状態、経営成績を経営者の方と同じ情報を共有し考える訓練を繰り返してきた。大きすぎてはこなすことができないし、小さすぎてなスキルや能力を成長させることができない。適当な規模、仕事量をこなしていく中で仕事に必要なスキルや能力を高めてきた。経営者と同じ情報を共有しながら、状況の中から可能な選択肢を考察していく判断力を身につけることができる。日々の業務をこなしていく中で、将来、同じような状況に遭遇した時、より良い選択肢を判断するための判断力を養っている過渡にあると思う。

大きすぎる仕事は一人ではこなすことができず、結果的に全体の仕事に対してのほんのわずかな部分のみを触る程度で終わってしまうかもしれない。小さすぎる仕事は一人でこなすことはできるだろうが、スキルや能力を成長させることはない。ちょうどいい仕事量だと思う。やりがいを感じながら、少し頑張ればこなすことができる。仕事をこなしていく過程でスキルや能力をアップさせて、全体の状況から判断して、可能な選択肢の中からベストなものを選択する。この繰返しが判断力をつけることになり経験値を高める。

形式のある規則はない。ただし、顧客に説明することが必要な職種であり、かつ、期限のある仕事であるため、人前で説明できる能力、自己を管理する能力は必要不可欠になる。