国立研究開発法人科学技術振興機構

「JST独自の立場」がとても面白く、やりがいにつながっています。具体的には、国でもなく民間でもない立ち位置が、仕事の幅を広げてくれます。部署にもよりますが現場にとても近く、研究者や企業などと利害関係なく良いものを作り上げられるのは独法ならではメリットでしょう。また「ネットワーク型研究所」と銘打ち、研究者は抱えず分野も原則問わない立ち位置も、他の国研や独法にはなかなかないと思いますし、基礎研から実用化まで幅広いフェーズを見ているのも大きな特徴です。俯瞰的な目線を持って仕事をするとスキルアップにもつながりますし、無限大にアイデアが浮かびワクワクしながら仕事が出来ます。自分の守備範囲に閉じて仕事をしてしまっている人もいますが、もったいないと思います。良い意味での「遊び」を持って仕事をしたい人にはオススメの環境ではないでしょうか。

大学などの機関の研究開発を支援する仕事をしているため、社会に貢献することを実感している。自分が行った仕事により、最終的に様々な方がより良い生活を過ごせるようになることが誇りに思います。

まず前提として今の研修制度は良いと思っていますし、年々良くなっていると思います。よく社内で「かつては研修がいい加減だった」と聞くのですが、それがボトルネックだと感じ瞬間があるので、ここではこれを述べます。その時代に新卒で入った方々が、重要なポジションを担う年齢になっていますが「この人うちの会社以外じゃ社会人失格だろ」と思うことが多々あります。基本的に寛容でとても良い会社だと思っていますが、デメリットだと感じる場面です。具体的には、モチベーションが低く、質の低い仕事とわかりながら漫然と仕事をする人がシステム系など管理部門に多い印象です。事業部門のパフォーマンスを最大化するための分業制にも係らず、面倒事は現場任せで楽をしたがり、足を引っ張る人には時折うんざりします。もちろん多くの方が事業部門のために汗をかいてくださいますが、そうでない人が多い部署も残念ながらあると感じています。ただ、研修制度の充実とともにちゃんとした人の比率は増えているように思います。もともとは優秀な方が多い組織ですから、特に最近の若手は優秀かつ人間も出来ていて素晴らしいです。人事の頑張りを感じます。

民間企業のように、人事の評価制度が直接に給与に反映されているものではなく、ある程度平均化される。そのため、仕事で競ってチャレンジするのはあまりない。