回答者:40代 / 男性 / 現職(回答時) / 中途入社 / 正社員
2021年時点の情報
入社時の期待と入社後のギャップ:
繁忙期と閑散期の差異の大きさ。特に残業時間や休日出勤が給与額に大きく影響するため、収入ベースでかなり大きな差が出てくる。ある程度は入社時の説明等で理解をしていたつもりだったが、ここまで変動があるとは思わなかった。
製品に対する精度の高さ。入社時に聞いてはいたが、製品に対する精度要求が高い。主に製作するものが半導体製造装置関連ということで仕方が無い事だとは思うが、今まで対応したことがないレベルの技術を要求される。
口コミ投稿日:2021年12月22日
繁忙期と閑散期の差異の大きさ。特に残業時間や休日出勤が給与額に大きく影響するため、収入ベースでかなり大きな差が出てくる。ある程度は入社時の説明等で理解をしていたつもりだったが、ここまで変動があるとは思わなかった。
製品に対する精度の高さ。入社時に聞いてはいたが、製品に対する精度要求が高い。主に製作するものが半導体製造装置関連ということで仕方が無い事だとは思うが、今まで対応したことがないレベルの技術を要求される。
事業展望・強み・弱み
半導体製造装置に関わった事業であると言うこと。
中国にたいする地政学的リスクから、日米欧の半導体政策がファブレスから自国で半導体を製造する流れに変わった。そのため、半導体製造装置の受注に関しては右肩上がりであり、半導体製造装置を提供している会社は世界でも数社であるため(新規参入が困難)、今後も弊社に対する製造装置の受注は増えることが見込まれる。
また、地政学的な意味合いばかりでなく、時代の推移としても、通信機器や自動車等半導体を使う生産物は今後増えていく。そのため、5~10年のスパンで見ても半導体関連事業は安定して成長していくと見込まれることが強み。
事業の弱み:
人材の確保、並びに加工機械投資額の増加。
半導体製造装置の年間出荷量から、また、大型金属フレーム製作では職人の知識・経験に頼っている部分が多く、どうしても工程の大部分がハンドメイドになる。そうした場合、今後の人口減少を加味すると製作する人材の確保や教育が困難である。
いずれは人材確保の困難からFAとハンドメイドの融合を検討することになるが、投資に見合うリターンが得られるか不明。また、FAにおいては現在と異なった人材育成も必要となる。
事業展望:
半導体製造装置関連事業といった専門性から、今後においても成長は見込まれる。ある程度、繁忙期・閑散期の差も縮まっていくだろう(通年で一定の受注が発生する)。
ただ、現在のようなハンドメイドが大部分を占める業態ではいずれ人材不足から、事業から撤退可能性がでてくる。現状の仕事量と折り合いを付けながら、徐々に人と設備の投資配分の適正化を図っていくことが必要。
また、人材育成において製造技術ももちろんであるが、FAに近づけるためのプログラミングスキルといった今までと異なった人材育成を行えないようであれば、今後の成長は見込まれないどころか、衰退要因となる。