株式会社パソナ

女性の働きやすさ:
正確な数字ではないですが感覚的には男女比率が4:6～3:7くらいで、女性が非常に多い会社なので、新卒入社時に、あらゆる年代のあらゆる役職・職種の先輩がいたので、今後のロールモデルとなる方を見つけやすい環境にあるので、そういった意味では働きやすいと思います。
また、育休復帰後のママ社員は非常に働きやすい印象です。出産して辞めるという方は私はほぼ見たことがなく、皆さん復帰して時短勤務などで働いていらっしゃいました。ママ社員の方は皆さん効率よく仕事をされていて優秀な方が多かった印象です。また周りの理解もあり、お子さんの都合で「早退しにくい」などの風潮はありませんでした。
一報で、独身で働く20代の女性社員や、結婚してまだ出産予定のない社員は、意欲的に残業もたくさんしては働いている方が多くいる印象で、私自身は「子どもを出産したら働きやすい環境だけど、それまでは部署によっては心身ともに疲弊してワークライフバランスの点で結婚生活もおろそかになってしまうかも」という懸念がありました。
もちろんこちらは部署によりますが、私の部署は特に残業が多い部署で、30代前後の先輩もかなりイキイキしながらも心身削って働いている方を多く見たので、その点で将来像に不安を感じたことを覚えています。

福利厚生:退職金は微々たるもの（らしい）。住宅補助は新卒入社時に入れる寮（年数規定あり）と転勤者の社宅扱いはあるがそれ以外に手当はない。福利厚生はグルーブ会社の福利厚生サービスと職位ごとに付与されるポイントを住宅手当などに割り当てることになる。持ち株会はあるが、やっているのは急成長時期に買った勤続年数の長い社員くらい。
オフィス環境:本社は東京駅目の前にあり、取り壊しが決まってるビルを安く借り上げ、奇抜なレイアウトになっている。食堂やミーティングスペースも豊富にあるので休憩などは困らない。地方の拠点は認知されることが重要なので、各営業拠点は主要駅の直結ビルやランドマークに入っている。各拠点は全体的におしゃれできれいな雰囲気だが、打ち合わせ用の半オープンスペースやフルオープンのスペースが多く、社員が休憩できるスペースなどの考慮はない。執務スペースも多くの事業所はここの机はなく、大きなテーブルに座るため、人員が増えると必然的にここのスペースは狭くなる。

企業カルチャー・社風:大手企業レベルの規模になったのに良くも悪くもベンチャー気質が抜けない。オーナー会社であるため、一定以上の管理層になると上をみた仕事のやり方になっている様子。新しいことにチャレンジすることを是とするため、様々な社内ベンチャーも立ち上がるが、軌道に乗るケースはまれ。収益性ばかりを追い求めることを良しとしない雰囲気がある一方、管理者層への利益率・収益性の指摘は厳しい。
組織体制・コミュニケーション:上下の堅苦しい雰囲気はなく、統括責任者などとも気軽に話せる。人材ビジネスをやっているだけあって、人当たりの良い人が多い。組織はよく変わるので都度対応できる柔軟性や瞬発力が必要。
ダイバーシティ・多様性:女性管理者も多いため、性別面で不公平感はない。また、近年は様々な国籍（とはいえアジア圏）の社員も増えており、多様性はある方ではないかと思う。また障害者雇用も特例子会社で積極的に雇用しており、人材ビジネス事業らしい在り方に思える。

事業の強み:
政府や官公庁を巻き込んだ事業に取り組める営業力。
強烈な理念に基づく採用や教育から、会社のビジョンやミッションに対して賛同する社員を集めやすい環境がある。

事業の弱み:
デジタル化が極端に遅れている。
また、既存事業の効率化のために投資する様子はなく、旧態依然としたオペレーションを続けていることで競合他社に差をつけられ続けている。目先の数年は何とか根性で追いつけるとしても10年20年を見通した際に圧倒的な差がつけられてしまいそうな危うさがある。

事業展望:
淡路島やその他地方の活性化を軸に観光やサービス業において事業拡大していくのではないかと思う。
斬新な取り組みは行っているため、そこでの独自性にどの程度社会から共感を得られるか次第だと思う。

企業カルチャー・社風:
誰かのために一生懸命になれることが美とされる雰囲気があり、人材派遣であれば派遣スタッフのためにというフレーズがあちこちでよく聞こえる。思いやりのある会社だと思うが、利益を削る場面もある。

組織体制・コミュニケーション:
多様な価値観を受け入れられるような、明るく話しやすい社員が多く、人間関係で困ったことはほとんどない。転職後も連絡をとる社員も多く、公私共に良好な関係を築ける会社。

ダイバーシティ・多様性:
女性活躍や障害者雇用、外国人など多様な働き方を推進する風土がある。社内でもすぐそこで障害を持った方が仕事をしており、パンやお菓子の製造販売も行っているため身近に感じる。