株式会社ファーステック

株式会社ファーステック代表取締役の中井康人です。

当社の製品は工場の生産現場で使われる商品ですので、覚えることはとても多いですね。
製品のことだけでなく、それを使って加工するため、加工する材料のこと、機械のことも知らなければなりません。

とはいえ、お客様も工業大学出身のいわゆるバリバリのエンジニアというよりは、
工場で働き始めてから加工技術を覚えたと言う方が多いです。
このため、実際に工業大学で習うような専門的な事柄が出てくることはほぼありません。
このようにお客様も文系出身者がほとんどですので、新人のときに知らないことが多いのは誰も同じです。
このため、お客様も新人は知識がないということを理解してくださるので、あとはできるだけ早く覚えていけばいいのです。

さらに、工具や加工に関する知識はある程度取得してしまうと、あとは枝葉が広がるように面白いくらいに広がっていきます。
そうなっていくと、工場の現場で技術者といろいろな話、提案ができるようになります。
仕事は急速に面白くなっていくことは間違いありません。

当社では、その面白さを知っていただくために、できるだけ入社して1年くらいを目途にある程度、
主となる知識が取得できることを目指しています。

最初の1年は大変だと思いますが、会社としても事務所内に仕事に役立つ書物を置いて随時読んでいただいたり、
定期的に勉強会を開催したり、実際のお客様のところに一緒に訪問したりすることで、
専門的な知識が取得できるようにバックアップしていきます。

また当社では働き方改革を推進していきたいと考えています。
それを実行するためには労働生産性、資本生産性を高めたいと考えています。

労働生産性においては、先ほどの製品知識の取得だけでなく、ITを活用できるようになること。
資本生産性においては、スペックの高いIT機器の活用、クラウドの活用を行っていきたいと考えています。

また、自分が知った知識で、これからのAI社会やシェア社会、グローバル時代に対して
どういう世界が待ち受けているのか、それらの変化にどのように対応したらいいのかということも
できるだけ全社員と共有することによって変化に強い企業を目指したいと考えています。