ATENジャパン株式会社

KVMという一般には馴染みのない機器を主力製品として扱っており、この分野が事業基盤になっています。当社はコンピューターもディスプレイも販売せず、これらの製品を「つなぐ」機器を専門に扱っています。市場規模も限られますが、一方で大手メーカーの本格的な新規参入も考えづらいのがポイントです。専業の競合他社というのも数が限られシェアも縮小しており、KVMという市場では、（正確な統計はないものの）恐らくATENが過半数のシェアを確保していると思います。KVMの市場で支配的なシェアを確保しつつ、KVMと親和性の高い映像周辺機器などの成長市場での製品ラインナップの拡大も進んでおり、結果的に近年は高い安定性＋成長（2年連続で二桁成長）を実現しています。

全社的には残業が多いということはないのですが、見込み残業なので効率良く時間内に終わらせる意識を持たないと残念なことになります。納品先で原因の良く分からないトラブルなどを複数抱えてしまったりすると、遅くなってしまうことが続く場合もあります。

業界業種を問わず、パソコンやサーバーが使われる現場であれば使用可能な製品を取り扱っています。IT・製造・医療・放送・教育・それに鉄道や電力などの社会インフラも含めた様々な分野で活用されるため、製品を提案・販売・設置する販売店も様々です。特定の業界に偏らずにビジネスパートナーが広がっていますので、経験と人脈も広がります。こうした付き合いを通じて、ビジネスパーソンとしての将来の可能性も広がると思います。

基本給は高くはなく、年に2回の賞与と会社の業績に応じて年に1度実施される利益分配が実質3度目の賞与になり、全て合算して平均的な水準でしょうか。営業職は目標達成率が良いと賞与とは別途インセンティブも支給されるほか、賞与の査定も良くなるので、このような年は基本給でプラス２～４か月分くらい多く支給される場合があります。