株式会社アルプスウェイ

株式会社アルプスウェイ経営企画部長の田村と申します。

当社の良い点として、事業での社会貢献を挙げていただけることは、当社として大変誇らしく思うところです。

そして、その社会貢献の結果として、当社は安定した経営基盤を確保できております。この強みを生かして、福利厚生面の充実に取り組むとともに、運送未経験者の方でも安心して働いていただけるよう、入社時研修や入社後教育はかなりの頻度と時間をかけて実施しております。

従業員の皆様から導入研修の充実をご評価いただけていることは、運送業界の働き手不足が深刻さを増すなかにおいても、当社のこのような取り組みの方向性に間違いがないと確信する次第です。

しかしながら、ご指摘にありますように、トラック運送の仕事は拘束時間が長いという点は残念ながら事実です。
営業用自動車運転のお仕事に関しては、厚生労働省令で拘束時間の基準が定められており、当社におきましてもこの基準を遵守して労務管理を行っております。よって長時間の運転は合法的なものではあるものの、1日11～12時間の拘束になることはあり、一般的な1日9時間拘束という感覚とは異なります。

当社としては増員によって7時間未満で終わる半日業務の日数を増やすなどの対策により、1日平均・月間累計での残業時間削減に取り組み一定の成果が出てきておりますが、半面弊害として1人あたりの残業代が減る傾向にあるというご指摘の事実も発生してきております。

いくら経営基盤が安定しているとはいえども残業代も含めた1人あたりの総年収を維持したまま残業削減を行う原資は確保できておりません。この点について給与金額面での改善は難しいと言わざるを得ませんが、せめて労務の簡素化・省力化を伴う改善を行ったり、従業員から職場環境の改善点の意見を吸い上げたりと、総合的な働きやすさ・福利厚生の改善に努めております。

また失敗して減点されることばかりが目に付くような人事評価の仕組みは見直しを図り、成功も失敗も等しく評価に繋がるものに改善して参ります。