恵雅堂出版株式会社

弊社で働く社員の何名かは学生のころの卒業アルバムが弊社で制作されたものだという話を聞きました。私もその中の一人です。今までたくさんの学校のアルバムを制作していることはどこかで貢献していると思っています。

入社して初年度はカメラマンとして現場の雰囲気、撮影の仕方、大変さを身をもって経験しました。大変でしたがその分、自分が撮影した写真がアルバムに載る嬉しさもありました。今は営業側になって撮影することは少なくなりましたが、一点一点の写真がレイアウトされて本になっていく姿を間近で見れるのはとても面白いです。

60年以上の歴史があり、長くお付き合いいただいている学校も多く、仕事数は安定しています。少子化の影響もあり今後爆発的な成長が見込まれる業界とはいえませんが、堅実であり、社員の定着率も高く、腰を据えて働ける職場をお探しの方におすすめしたい会社です。

3年間の思い出の詰まったアルバム制作するために、先方（担当教員）と打ち合わせをして、ページ構成、撮影日程、段取り等を調整し、形にしていく面白みがあります。中々予定通りには進行しないなかで、いかに先方の要望をかなえ、社内的に損失をしないように調整していく難しさはあります。

出版物・印刷制作物のディレクションの面白みは、全体の舵取りが担当者次第であること。成果物の良い/悪いはそのまま担当者評価にも直結する為、余分なものを差し挟まない純度の高い・見えやすい評価になると言える。また、主商品である「卒業アルバム」という製品の特徴柄、毎年一人ひとりの受け手にとっての≪生涯の1冊≫を生み出し続けていっている達成感というものは、なかなか他の製品では得ることのできない感慨。と同時に、”生涯の1冊を作る”という責任感はその分重く、制作期間が1年間という長期スパンに及ぶ為、途絶えること無く集中力を持続させることは、なかなか容易なことではない。