株式会社 秋華洞

社長の田中がお答えします。

今はまだ少人数の会社なので、いわゆる「研修」というものはありませんが、実際に任された仕事を行うことで学んでいけるよう、その人の力量に合わせて、なるべく成長の機会を増やしていこうというのが当社の考え方です。風通しの良い、社長や先輩に話しかけやすい社風を心がけているので、わからないことや疑問に思うこと、あるいは意見があれば積極的に聞いたり、伝えたりしてもらえば「気づき」の機会も多いでしょうし、自分と共に会社が成長する実感が得られることと思います。

社外で研修機会は基本研修やモチベーション研修など、外部の機会もかつて採用していましたが、内容が概要的であったり、座学中心だったりして、身につくものが今ひとつという印象を受けました。弊社の場合は先輩や社長が直に伝える方がより、会社の考え方が正しく伝わると考え、現在は社内での成長の機会を作る考え方にシフトしています。ですが、外部においても、適切な研修があれば今後送り出すこともあるかもしれません。英会話のスキルも高めてもらうための施策も今後検討していく予定です。

ただ、外部の先生をお呼びして現在「くずし字」を学ぶ講座を開いており、これには無料で参加してもらっています。古美術・書画を扱う弊社にとっては非常に重要な学びになっています。こうした「文化研修」は今後も増やしていきたいと考えています。

情報共有はとても大事なことですね。情報共有には、理念や考え方など、原理になるものもあれば、お客様との細かいやり取りなど、様々なレベルのものがありますが、どのレベルにおいても、必要なことが社内で共有できるためのモチベーションアップを図るとともに、朝礼、ミーティング、ノート、社内コンピュータシステムなど、ツールを活用するルールを常に見直すことが大事だと考えています。

美術品を売る仕事というのは、「良い品物が扱えればいい」とか「儲かることが大事」と考えがちですが、第一に社員が幸せであるにはどうするかを考えて会社を運営しています。仕事においての「幸せ」とは、仕事を通じて、人間性とスキルが両輪で成長できている実感を得られること、その結果として評価され、安定的に収入を得られ、また高めていくことができることだと思います。

そこに共感していただける方に、弊社に是非入っていただければと心より願っております。