ロイヤル警備保障株式会社

事業の強み：
1.１号警備に絞っているため、売り上げが安定している
2.1に絡んで、ユーザが非常に優良。
3.長期契約がほとんどなので、数字が読みやすい
4.現場が長期契約なので、隊員の定着率も良好。
5.業務も事故ない限りルーティンワークで楽。

事業の弱み：
1.受注環境において、マーケットそのものが年々狭くなってきている
2.人件費率がもともと高く、昨今最賃アップ等に請負金額が追い付いてきていない実情がある。
3.隊員の高齢化、採用かけても応募がないなど、人員面での不安がある。

事業展望：
１号警備主体だが、今後１号警備のマーケットは縮小が見込まれる。現在県内主体で営業しているが、隣県に進出をするか、または県内の２号業務に業域を広げるか等々の選択を先々迫られることになるのではと思う。もしくはM＆Aする、されるもありうるだろう。

入社時の期待と入社後のギャップ：
受注環境について、年々売り上げ、顧客数拡大にともない業容拡大をイメージしていたが、新規案件と解約案件の数が何故か拮抗しており、業容は拡大していない。受注案件の増加と解約案件数の低下が具体的に期待される。

成長・キャリア開発：
まず、業界資格については、会社が資金援助や報奨金を設定して、取得を進めている。個人の成長という視点では、平均年齢が６６歳と高いので居続けてさえいれば、上が次々年齢でリタイアするので、ポジションがあがる。

働きがい：
同業他社と比べて、受注環境が安定しているため、社内がギスギスしていない。周りとコミュニケーションを普通に取れてさえいれば、給与や環境が安定していて、大変居心地が良いと思われる。
また、平均年齢の高さから、出世欲の強い人がおらず、そこもまた、マイペースで働きやすい一因。

女性の働きやすさ：
警備会社で典型的な男性社会ムードでしたが、社労士を入れ、育休など女性に配慮した制度を導入してきた。また、ユーザも女性受け入れに寛容になったため、従前より働きやすさは大幅に改善されたと思うし、今後も改善は必要に応じてされる見込み。

企業カルチャー・社風：
警察OBが作った会社なので、当初は警察風の人事制度だったと聞いているが、規模が小さいため、営業部警備部と区分けがあるものの、だんだんマトリクス的な組織運用に変わりつつある。
現社長が警察経験者ではないため、その風潮は進みつつある。

組織体制・コミュニケーション：
２０代から７０代までが１つの事務所にいるため。随所にコミュニケーションギャップが見られる。
組織も部署がちゃんとあるが、部署横断的に仕事をしているものも当たり前にいる感じ。まとまらないようにみえるが、なんとなくまとまっている。