日野出株式会社

企業カルチャー・社風：
既存の形を崩していくことに抵抗のある古い体質が抜け切れていない。
報告のための報告を求められたり、会議が多発することも多い。
社内の世代交代が数年先に見えていることもあり、
その点で若い世代から会社への要望等は以前より受け入れられやすくなっていると感じる。
また支店間で統一したフォーマットがないため、その支店内の独自のルールと化した運用も多くあり、人事異動により覚え直す業務も少なくない。

組織体制・コミュニケーション：
社内では比較的多くの社員とコミュニケーションを取る方だが、
風通しは良いほうだと感じる。他部署、支店を見回しても癖のある方は少なく、
事情を伝えると協力的に動いていただくことが多い。
事業の柱として包装部・紙業部の2つがあるが、
双方の業務内容を熟知している営業は少ないため、部署をまたぐ業務を依頼する際は
行き違いが生まれないよう気を配る必要がある。

評価制度：
等級ごとに給与レンジが設けられ、役割の大きさを基準にレンジ内で基本給が決まる制度。
評価方法は、個人目標管理シートを作成し定期的に上司との面談を実施しながら
自己評価、第一次(自身と上司)、第二次(上司とその上司)評価を行う。
目標の立て方、部署次第で達成難易度に差が生まれるため、最終的にはブロック長以上による甘辛調整会議にて全社員が公平な評価を受けられるシステムを謳っている。
全社員の評価を比較する最終調整があるため、目立つ部署は比較的高い評価を受けやすい傾向にあるという話を聞く。
この制度に変わって1年弱のため、今後制度改定もあると思われる。

事業の強み：
家庭紙と包装資材の専門卸として、中国・九州における物流網を構築しています。豊富な仕入先を持ち各県に営業・物流拠点を構えてお客様のニーズに応じたデリバリー提案が可能です。特に物流業界で敬遠されがちな「家庭紙」に特化した体制は、競合他社と比較しても優位性が高いと考えます。また、自社での商品開発も行い、お客様のニーズに対応できるようにしています。

企業カルチャー・社風：
当社の企業使命感は「明日に豊かさを　誠意で拓く　日野出株式会社」です。お客様の事業の発展を支援する事を基本姿勢としています。生産と小売を繋げる卸として派手な印象は少ないですが、「お役立ち」の精神をもって誠実・堅実に事業を展開しています。また、移り変わりが激しい流通業界において変化に対応できる柔軟性も持ち合わせています。

評価制度：
2020年秋より人事評価制度を刷新しました。職種ごとに等級を設けて、おのおのの役割と果たす責任が明確になりました。また、等級に応じた個別の課題を半期ごとに設定し、定期的な面談を行います。業績結果と面談結果により、年2回の賞与と年1回の昇給が決まります。賞与・昇級の計算ルールも開示されており、分かりやすくなりました。