出光興産株式会社

事業の強み：
高度成長期の１９８５年以前、石油会社は１７社程度あったが、国内需要の減退とともに、石油会社の統合や外資系石油会社の国内撤退などにより、現在は、５社に集約・淘汰されてきた。当社は、２０１５年に昭和シェル石油と経営統合して現在に至る。全国に６ヶ所の製油所・工場を有し、売り上げ規模で国内第2位の企業として、今後も社会インフラを支えていく。

組織体制・コミュニケーション:
製油所、事業所の運転員の年齢は20、30代と60代がほとんどで、40、50代の運転員はほとんどいないが、世代間のコミュニケーションはよく行われている。

女性の働きやすさ:
工場作業員として働いている女性はごく一部の課に一人程度であり、そこ以外では女性が働くことを考慮していないため、不便に感じる箇所が随所にありそう。

事業展望:
ガソリンの売り上げへの依存が大きいため、ガソリン車の販売台数減少の影響は大きいと思われる

勤務時間・休日休暇:
・休暇について
各製油所や事業所の運転員は日勤者との休日の数を合わせるために有給休暇とは別に毎月1日休暇が与えられている。しかし私が勤務している製油所では、人手不足の為取得することができない。また有給休暇自体は取得しやすいが、同じく人手不足の為休んだ人の代わりに別の直のメンバーが出勤しないといけないので、有給は取れないのと同じである。
・勤務時間について
各製油所や事業所の運転員は4直2交代制が採用されている。基本は引き継ぎが終われば定時に帰ることができる。数年に一度の定修の際は日勤になる。装置の補修を行う際は装置の停止に時間がかかる為、24時間勤務しなければならない時がある。勤務地や課によって勤務サイクルが異なるので、確認をしておくと良い。

多様な働き方支援:
製油所や事業所の運転員は装置を24時間運転しなければいけないという性質上、リモートワークなどの新しい働き方は現状導入することができない。しかし一部の研修などはオンラインで開催されることが決定している。