菊地建設鉱業株式会社

事業の弱み：
地方の中小企業はどこもそうだとは思いますが、人材の確保は課題と言えます。ましてや建設業となると、一般の方には馴染みも薄く、悪いイメージだけが先行している、という印象があります。職員も年々、じわじわと高齢化しており、どのように私たちの活動を対外的にアピールし、イメージを少しでも変え、人材の確保につなげていくのか、という点が大きな課題だと感じています。

働きがい：
国道の維持管理業務を行っていますので、社会貢献性の高い仕事を行っていると思います。羊蹄山ろく、と呼ばれるこの地域ですが、北海道でも有数の豪雪地帯ですので、吹雪や大雪が発生すると道路が通行止めになってしまいます。緊急車両が走れない等の事態が発生すると人命に関わりますから、そうしたことが起こらないように、日夜除雪業務を行っています。過去に北海道の幹線道路を施工した、という方も在籍しており、そうした仕事を誇りにされている方も多いようです。

給与制度：
昇給は年1回、賞与は年2回、賞与は業績にかかわらず、支給されます。現場の施工管理スタッフは社有車貸与あり。国道の維持管理を行っている関係上、休日も乗り回す、なんてことはできませんが通勤費はかかりません。現場は多くが後志管内ですが、片道30分程度かかることもあるので、この辺りは大きいかなと思います。北海道全体の給与水準を見ても、建設業の給与は比較的高く、35歳で450万円程度には届くかと。

事業の強み:
先ほども書きましたが、国道の除雪工事は地域に不可欠な仕事であり、今後も無くなることのないであろうサービスです。こうした地域に不可欠なサービスを提供している業者であることが、一つの強みと言えるのではないでしょうか。

事業の弱み:
公共事業が主体ですので、国の方向性によっては、予算が確保できない可能性があります。また、建設業はそのイメージもあってか、常に人材不足に悩まされる業界です。採用活動を効果的に実施継続していく必要があると感じます。

事業展望:
今後10年間くらいは、大きな変動がなければ継続して事業を展開することができると思います。あとは、人口減少社会の中で、地方の建設業者というハンデを抱えながら、どこまでその流れにあらがえるのか、という勝負になるかと思います。

成長・キャリア開発:
公共土木工事主体なので、土木施工管理技士という資格がほぼ必須になります。この資格取得のためのテキスト代や受験料は会社から支給されます。また、場合によりますが、中型免許やマニュアル運転免許などの取得にも、一部支援制度があるようです。

働きがい:
やはり、国道の除雪工事が、地域への貢献性が高い仕事と感じます。この辺りは羊蹄山ろくと呼ばれますが、なかなかの豪雪地帯なので、国道5号線、276号線、393号線が通行止めになってしまうと地域に大きな影響が出てしまいます。これらを日々しっかり管理しているということが、地域のためになっている仕事だなと思います。