スタートアップ税理士法人

企業カルチャー・社風：
仕事の面でも雰囲気の面でも、良いか悪いかではなく、客観的にみて「会計事務所っぽくない」雰囲気ができていると思う。情報共有や仕事の進め方においても、誰かが抱え込んでしまって明るみに出たときにはもう手遅れということがないよう、個人プレーよりもチームプレーを善しとしている。一方で、ベンチャーらしい気風を失わないよう、競争意識を維持するための仕組みを考えていたり、日常業務の改善提案を積極的に導入しようとしていたり、挑戦する意欲をもっていることと実行していることが好まれる感じ。逆に言うと、旧来のタイプの事務所の方が好ましい人には合わないと思う。

組織体制・コミュニケーション：
組織体制としては、限りなくフラット。メンバーごとに任されている役割はもちろん分かれているが、だからと言って「あっちの仕事は知ったこっちゃない」という感じはない。コミュニケーションも同様。風通しが良さでいえば、断然良い方。代表に話しかけづらいということもほぼない感じだし、大きい組織のように隣のチームが何をしているかサッパリわからないというようなこともあまりない。一方で、職責の範囲や情報伝達の経路があいまいだったりするところもなくはないので改善できる余地も残っている。

ダイバーシティ・多様性：
性別に関しては、男女比率はほぼ半々。中途入社がほとんどで、前職のバラエティも豊かといえば豊か。価値観の違いはあっても、事務所の方向性としてこうしていこうという最低限のベクトルはそろっているように思う。こうした部分が今後のビジネスとしての競争力につながっているかどうかは正直わからないが、少なくともこれから大きくなっていく過程を考えると、多様性の低い偏った集団よりは生き残っていく強さは備えられている気がする。

働きがい：
スタートアップ会計事務所のお客様の特徴としては、事務所名の通り創業期のお客様が8割型です。なので、お客様も会社としてまだまだ成長段階にある会社さんがほとんどです。お客様の事業の成長を肌で感じ、自らも成長していけることで働きがいを感じます。
また、事務所としても成長期にあり、成長スピードも早いので、自らの成長もすごく早く感じることができます。

給与制度：
とにかく早い！人数が少ないのもありますが、業務の実績と昇給のペースがダイレクトに連動しています。通常だと、経営の安全性を高めるため昇給速度はあまり早められないかと思いますが、一般的な会計事務所よりも間違いなく早いと思います。反面プレッシャーとの戦いもありますが、仕事への熱意につながっていると思います。

評価制度：
やったもの勝ちではなく、やりたいもの勝ち。結果も大切ですがチャレンジに対しても評価してもらえます。ただチャレンジして失敗したのままでは評価にはなりませんが、その失敗に向き合い、自発的に改善を試みて、相談して、報告して、たとえその行動が形にならなかったとしても、そういった模索には価値があるので、評価として算出されます。

勤務時間・休日休暇：
そもそも季節性の流動のある業界なのと、事業規模をさらに拡大していこうとしているので、そこそこの業務量はやむを得ないと思う。担当顧客を持っているメンバーだと、ワークライフバランスでいえばワークの比重が大きくなってるメンバーが多いのも事実。ただ、それでも土日に休日出勤するようなことはほとんどないし、仮に休日に出勤しても代休は取れる環境。

多様な働き方支援：
「チームで仕事を進めていくためには、絶え間ないコミュニケーションこそが大切」という事務所の全体方針があり、基本的には出社して仕事をしている。ただ、何がなんでも出社しろということではなく、任されている仕事の内容や家庭事情も踏まえて、相談すればリモートワークや勤務時間の調整はある程度柔軟に対応してくれている。

福利厚生：
まだまだ設立から間もないベンチャー事務所なので、ある程度の余裕がないと拡充していくのが難しい福利厚生制度の面では、大手に比べると当然追い付いていない部分がある。それでも、そのままで良いと放置しているわけではなく、少しずつでも良くしていこうという方向で進んできていると思う。現在でも事務所近辺に住んでいれば住宅手当が適用されたりする。

オフィス環境：
現在の新宿の事務所は駅からも近く、夏場に汗だくになったり冬場に凍えるということもない。ビル周辺も、飲食店は少なくないが、喧しくて仕事にならないなどということはこれまでに経験していない。また、事務所内は執務スペースにも来客用の会議室フロアにも常時絶妙なボリュームで音楽が流れていて、事務職特有の耳心地の悪い沈黙や作業音が気になることもなくて快適。