1.身につけたい営業力は?
個人営業は、一般消費者が商談相手になります。要望や希望をヒアリングしながら、保険、自動車、住宅などの商品を提案する能力が身に付きます。また接客の経験も活かしやすい仕事です。
法人営業の場合、担当するサービス・商品によって提案相手の部署や役職が変わります。そのため、自社サービスや業界の知識、調整能力など、ビジネスに必要なスキルが身につきます。
2.新規顧客への営業? 得意先への営業?
イチから顧客との関係性を築いていく新規営業は、新しい人との輪を作っていくのが得意な方に向いています。新規顧客との取引増加はどの企業も望んでいるだけに、その経験は重宝されます。
一方、取引が既にある顧客への営業(=ルートセールス)は、顧客との関係性の維持や取引拡大がミッション。こまめに連絡・訪問するなど、限られた顧客と信頼を育てていくのが得意な方に向いています。
3.扱う商品は、カタチのあるもの? ないもの?
「カタチのある商品」とは、たとえば機械・自動車・雑貨などの完成品や、紙・金属などの素材。メーカーや商社の営業が代表的です。すでにある商品をどう販売していくかというマーケティング能力が身につきます。
一方「カタチのない商品」の代表例はITサービス、保険、証券、広告など。カタチがない分、顧客の課題に合わせて商品・サービスを企画・カスタマイズができるところが面白さです。ニーズに合わせた商品提案力や、企画力が身につきます。