
特に上位5つの質問は、8割の企業が「必ず聞く」質問ですので、事前にしっかり準備しておきましょう。
1位が「何か質問はありますか」という結果には拍子抜けしますが、実はこれは意外と難しい質問ではないでしょうか。「何か質問はありますか」と聞かれて、給与や福利厚生について聞くのは得策ではありません。「特にありません」という回答も、企業にとっては自社への興味、熱意を感じられず興ざめさせかねません。仕事への熱意を感じさせる質問を用意しておきましょう。
本当は応募先ごとに研究して、面接の場でないと聞けないようなことを用意しておくといいのですが、準備できない場合には、その会社(職種)で成功している人の共通点やタイプ、その会社が中途採用で入社する人材に期待していることは何か、といった、入社後即戦力として成果を出すためのことを聞いておくのも役立ちます。
面接は聞かれた質問に答える場、と考えているアナタは失敗します。それでパスできるのは、よほど市場性の高いキャリアの持ち主か、応募者を選んでいない企業に採用されるのかのいずれかのケースでしょう。
面接は自分という商品を売り込む場です。あなたという商品には、まず間違いなく競合商品が存在します。競合商品に勝たなければ、再就職を成功させられないのです。
競争に勝つという視点から面接に臨むことが大切です。
あなたにはいくつもの「良さ」があると思います。しかし、せっかくの「良さ」を羅列するのではなく、相手のニーズの優先順位に合わせて、あくまでも相手のニーズ(課題)を解決し得る「良さ」から出していきましょう。
そんなこと言っても、相手がどんな人材を求めているのか分からない、という場合には、まずその企業の求人情報をよく読みましょう。[en]社会人の転職情報 では、「仕事内容」や「応募資格」が詳しく書かれています。また、求人情報内に書かれている募集背景から、求められる人材像や、入社後に期待されている事を読み取ることもできます。
面接に出かける前に、その企業に対して自分のどこをアピールするのかを、まず整理しておきましょう。また、新規商談となれば、立ち振る舞い、身なり、持物も重要です。
身なりは、どのような業界、職種であれ、清潔感をポイントにチェックすれば間違いありません。そして最初の挨拶を笑顔ではっきり、丁寧に。面接当日は、第一印象に好印象を与え、先制しましょう。
求人の中には「未経験者歓迎」という募集もあります。しかし、もちろん未経験者なら誰でもいいという訳ではありません。企業は未経験者の中から選んでいます。では、何を見て選んでいるのか、応募者として何をアピールする必要があるのか。中途採用を行っている企業100社にとったアンケート結果から見ていきましょう。

| ● | 自ら学び、成長していくという方でないと、未経験者というリスクを解消できないと考える為。 |
|---|---|
| ● | 人柄も大切、でも本人の意欲無くしてスキルもヒューマン的な部分も向上しないと思うし、一から教えていくということは、こちらも期待をして一生懸命教えていくわけなのでちゃんと応えてくれる姿勢は大切だと思うから。 |
| ● | マインドがあれば、スキルは後からついてくると考えているため。また、そのための環境作りをする自信はあります。 |
| ● | 社風、周囲の社員等との関係が築けなければ技術を身に付けるのも困難になる。 |
|---|---|
| ● | 社内外の人とのコミュニケーションが重要と考えているから。 |
| ● | これだけは教育によってどうにもならないから。 |
未経験者を募集する企業が、応募者に最も期待しているのは「意欲」。次に「人柄」という結果でした。ここで言う「人柄」は、コミニュケーションをとれる人という意味のようです。なぜなら、未経験者を採用する企業が、採用した人材に期待しているのは「早期戦力化」だからです。
1日でも早く戦力となって欲しい。それには意欲が必須、次に、教えてもらう、学び取るという場面ではコミニュケーション力が不可欠というわけです。
「意欲」の見せ方ですが、いくらやる気がありますと言っても、口だけではなかなか認めてもらえないもの。その業界や職種に本当に興味があるなら、未経験ではあるけれど、将来のために「今」なにをしているかという進行形の事実があると、説得力を増します。
未経験者がアピールすべきは、「意欲」そして「進行形の事実」。それらを相手に熱意を持って、かつ分かりやすく伝えることでの「コミニュケーション力」です。
ある企業の採用担当者が「最近は面接でアピールする人が非常に少ない。応募企業を客観的に見るにしても、面接という場では本音は隠してでももっとアピールして欲しい」とおっしゃっておられました。面接は、質疑応答の場ではなく、自己アピールの場と考えましょう。
そして、経験者採用を行う企業の採用担当者が、応募者にアピールして欲しいことのNo.1は「意欲」です。応募先企業に入社できたとしたら、何をやりたいのか、仕事に対する熱意、環境の変化に対応していく積極性といったことを、是非アピールしてください。
No.2は「これまでの経験と入社後それをどのように生かせるか」という点です。実績のある方の場合、とかく過去の実績・業績のアピールに終始しがちですが、企業が最も知りたいのは、自社に入社しても活躍できる人材か否かということです。
ですから「自分には○○という経験があり、入社後はそれを△△として活かしたい。」というように、過去〜未来に向けたストーリーにしてアピールしてください。
企業が「意欲」をより重視するのは、意欲・熱意を持った人材が将来にわたって成長し、活躍し続けることのできる人材であると捉えているからです。
1に意欲、2に経験とそれを入社後どう活かすか。経験者の方は、この2点を、ぜひ面接の場でアピールしてください。
50代から60代で「わたしは健康には自信があります。毎日ランニングで云々・・若い人には負けません。」と、健康であることをアピールされる方が、結構いらっしゃいます。履歴書や職務経歴書にも書いてあったりします。しかし、このアピールはほとんど意味がなく、却って逆効果になる場合もあります。
企業が中高年を採用するのには訳があります。決して若い人と同じことを期待しているのではありません。普段なら20代、30代しか中途採用しない企業が、なぜ中高年を求めるのか。それはその企業が直面している課題・問題を解決し得る人材が必要だからです。
本当はそんな重要なことはプロパー社員にやらせたいのです。しかし、その人材を育てるのに時間がかかったり、回してこれないという事情から、その問題を解決できる人材を外に求めるのです。
ですから、あなたは、その企業が抱えている問題を知り、それを解決し得る専門能力のある人材であることをアピールすることが必要です。これは経験の浅い若者にはできないことです。
ここで一つ注意すべき点は、あなた自身に「専門能力」があることが必要だということです。中小・ベンチャー企業では、担当者が1人で全てを行わなくてはなりません。(大体、できる人材がいないから募集しているのです。)ですから、人を使ってならやれる、というのでは道は開けにくいでしょう。
そのためにも今までのノウハウを整理し、専門知識として体系化し、不足点があれば、ぜひ勉強して補っておいてください。
一生社長と直接言葉を交わす機会がないかも知れない大企業ならイザ知らず、あなたが中小・ベンチャーのオーナー企業に転職しようとしているなら、社長の経営理念・企業理念に共感できるか否かはあなたにとっても重要です。
あなたが「社長の右腕」的なポジションに応募しようとしているならなおさらです。その場合、必ずトップとの面接があるでしょう。その時、あなた自身が問題解決できる人材であることを示すとともに、社長の経営理念に深い関心を寄せること。
あなたと社長、つまり会社との相性が合うのかどうかを、お互いに知らなければなりません。社長も自分に関心を寄せないような右腕は採用しないでしょうし、あなたにとっても共感できない伴侶を得たとしても、結果、また転職の憂き目に会う可能性があります。
と言っても新卒でもあるまいし、「貴社の経営理念に共感しました」だけでは失笑されます。どこに共感したのか、それはなぜなのか、自分はどう考えるのか、掘り下げておきたいところです。