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CASE05
T.Aさん(31歳・男性) 希望職種:人事・総務職
人事のスペシャリストとしてのキャリアアップ転職
プロフィールと転職の希望
今回のケーススタディでピックアップするのは、ふたつの企業にて人事の経験 を積まれたT.Aさん。より人事職としての専門性を高めるために、転職を考え ています。

国立大学を卒業し、大手製鉄メーカーに就職。研修後、管理部に配属されるも、 歴史ある会社だけに、社内の風土も硬直的で、様々な提案もなかなか採 用される雰囲気が無かったそうです。約5年強の勤務ののち、大手企業の人事 経験が評価され、設立したばかりのベンチャー企業の人事マネージャー職として最初の転職を行い ます。

設立したばかりの企業のため、任される業務の幅やその責任も広く、や りがいも感じていましたが、少ない人数で人事系のオペレーションを担当するため、 日々の業務がルーティンワークが中心になってしまうことも多かったようです。 本来の希望だった人事制度の構築を手掛けられないことや、長時間におよぶ勤務時間 が、再度の転職活動を考え始めたきっかけです。

人事職のスペシャリストを指向しての転職であり、メーカーや金融、IT系企業にて、評価・賃金制度の構築を手掛けていきた いと考えています。

年収的には現在年収と同程度を希望しています。
希望企業、希望職種/アピールポイント
希望企業、希望職種: 人事(評価・制度構築)
アピールポイント: 大企業での労務経験と、
現職での人事制度の構築経験
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Check1
職務経歴を文章で表現しています。
過去に経験した業務内容を長い文章で記載してしまう方がいるのですが、お薦めできる方法ではありません。人事担当者は多くの応募者の中から、自社にあう人材を見つけ出さないといけません。 その際に長文で書かれた職務経歴は読んで理解するのが大変であり、場合によっては内容が正確に伝わらない可能性もあります。

じっくり読み込めばわかるというものではなく、一見してT.Aさんのキャリアがわかる。そんなWEB履歴書を目指さないといけません。
Check2
業務区分が大雑把である。
たしかにT.Aさんが行ってきた業務は「人事・総務業務」に違いありません。 ですがあまりに大括りでないでしょうか?「人事・総務業務」に含まれる業務範囲は、T.Aさんが思っている以 上に企業によって、大きく異なってくるものです。

ですので、採用担当者は「人事・総務全般」という表記をみて、自社に求める人材なのか、もし くはそのような人材ではないのかを判断することになります。もしもっとわかりやすいWEB履歴書の応募者が いるならば、その方の選考を優先させてしまうはずです。
Check3
退職理由にフォーカスしすぎている。
退職理由は面接等で質問をうける項目ではありますが、 WEB履歴書においては特別盛り込む必要はありません。退職理由はどうしてもマイナスな言葉がならび、企業に対してよい印象を与えることができないため、可能ならば避けたほうが良い項目です。

もちろんT.Aさんが記入してくれている内容も決して納得性が低いものではありません。 ですが、これを記載するスペースを用意するよりは、もっとキャリアをPRする 項目を盛り込むほうが得策です。
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Check1
情報の伝達スピードが格段にあがった。
いままで文章で書かれていた内容を噛み砕いて、整理したことで、 採用担当者がレジュメの内容を理解するスピードは格段にあがったはずです。 職務経歴を文章ではなく、項目ごとに整理することで、短い時間でかつ正確にT.Aさんのキャリアを理解できるはずです。
Check2
細かく項目が区分され、キャリアを正確に判断できるようになった。
具体的なキャリアのたな卸しができたようですね。担当していた業務を書き出し、それを採用担当者が分かりやすいようにまとめることは、職務経歴作成時の基本と言えるでしょう。 変更後のレジュメの内容は、T.Aさんのキャリアを正確に伝えるのみならず、採用担当者からみても魅力的な内容になっていると思いますよ。
Check3
退職理由より自己PRを重視したため、前向きな印象を与えます。
書類選考はキャリアや資格などで行うもの。それほど必要ではない退職理由をわざわざ記載することで、マイナスな印象を与えるのは得策ではありません。それよりも自己PRや企業の志望動機を盛り込み、プラスの印象を与えてください。

退職理由は必ず面接の時に聞かれます。そのときにサラッと話す程度で十分で す。たまに不遇な環境を熱心に訴えかける人もいますが、それも逆効果。採 用担当者にはあくまで自分自身のことをアピールするようにしてください。
アドバイザーのコメント
T.Aさんの間違いのポイントは、長文で書かれた職歴と、退職理由ですね。T.Aさんは、たぶんどちらの項目も良かれと思って記載したものと思います。ですが、修正した内容を見比べてみれば、どちらが採用担当者にとってよい印象を与えるかは一目瞭然のはずです。

今回のレジュメコーチのポイントは、T.AさんのWEB履歴書を分かりやすく、ポジティブな内容に変更することだったのですが、その目的は実現できているのではないでしょうか。

最後に、WEB履歴書の内容とは少し異なるのかもしれませんが、もし本当に人事制度の構築を希望するのであるならば、現在の企業でそれを実現するように努力したほうがいいかもしれません。

中途入社を行い、すぐに人事制度を構築にかかわることは難しいもの。 それよりも現在の会社にて希望を実現するという方法もあるはずです。転職だけが希望を実現する手段ではないことを認識した上で、本当に希望を実現する企業があるのかを探したほうがいいかもしれませんね。
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