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取材から受けた会社の印象
取材で印象的だったのは、メンバー同士の距離の近さ。従業員数7名と少数体制の同社では、社長をはじめ社内全体のコミュニケーションが活発に取られている様子でした。取材でお話をお伺いした測量士の植木さんと上原さんも、先輩と後輩という関係でありながらも終始冗談を言い合うような関係。現在ペアで業務を行なうことが多いというお二人は、移動中にプライベートの話をしたり、図面作成なども協力して行なったりしているのだとか。
前職では百貨店の洋菓子販売を行なっており、昨年入社したという上原さんも、「ペアで作業を行なえる点はやっぱり心強いです」とのこと。また、社長についてお話を伺うと「彼女とデートと言ったら有給をくれるような、優しい方です(笑)」と笑顔で語っていました。少数体制で、メンバー1人ひとりの距離も近い同社。測量士という専門的な業務でありながらも、しっかり知識やスキルを身に付けていけそうと感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい測量には誤差がつきもの。同じ場所を測定しても毎回微妙に計測値が違うということも日常茶飯事なのだとか。そんな誤差の原因を解明し、うまく測量できた時に大きな達成感を味わえると言います。たとえば土木工事現場で、何度測定しても異なる数値が出るという時。長さにして5ミリにも満たない誤差の原因を試行錯誤し、結果的にダンプカーが通ったことでの地盤の歪みが原因ということが判明。再度計測を行ない、誤差のない数値が出た時には大きな喜びを感じたのだとか。自分で試行錯誤し、問題をクリアしていくことに面白みを感じられます。
厳しさ常に5~6件の案件を並行して担当します。案件の場所が変われば測定方法が異なることはもちろん、毎回コミュニケーションを取る職人の方の顔ぶれも変わります。現場ごとの地形や図面、職人の方のタイプなど、さまざまな要素を考えながら、案件を進めていく必要があることに大変さを感じます。
この仕事の向き&不向き
向いている人位置・距離・面積などを計測する測量士の仕事をイチから学べます。「測量士」「測量士補」は国家資格にも認定される資格。手に職をつけたい方にピッタリです。また、日々の計測では必ず正しいという計測結果はありません。誤差を可能な限り減らし、近似値で実際の寸法を導き出します。答えに向けてコツコツと試行錯誤できる方に向いています。
向いていない人一緒に作業を行なう先輩社員はもちろん、ゼネコンの担当者や現場で作業にあたる職人の方々など、さまざまな人と関わりを持つ仕事です。人とコミュニケーションを取ることが苦手、自発的に会話することが得意でないという方には不向きです。