取材から受けた会社の印象
同社は、1960年に不断水工事の手法を開発して以来、水道管継手製品の製造と自社製品を用いた不断水工事を2本柱として展開しています。
2018年度末の厚生労働省の調査によると、日本全国に設置されている水道管72万km(地球18周分)のうち、18%にあたる13万kmで既に耐用年数を超えているのだとか。しかし、現在の工事のペースではすべての水道管を交換するまでに140年かかる試算。同社では、作業効率化に向けて短期間低コストで設置できる製品開発を進めているそうです。
また、不断水工事という手法は、日本のみに留まらず海外でも注目を集めています。1980年にはエジプトとギニアで不断水工事を実施。海外事業課を社内に設け、先進国を中心に拡大しています。
業界でトップクラスのシェアを誇る同社。国からの依頼で動いているプロジェクトもあり、今後も景気に左右されず業績を伸ばしていくことができると感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい◎自身のモノづくりで、快適な社会を支える。
継手の設計から製品化まで携わることができるのが、この仕事の醍醐味。自分の設計したものが、試作品として形になり、試験などを通じて製品として形になっていく様子を見届けられます。継手は普段は地中に埋まっていて見えませんが、「水を止めない工事」を支える重要な部品。知らず知らずのうちに多くの人々の役に立っている陰の立役者として、誇りを持って働けるでしょう。
継手の設計から製品化まで携わることができるのが、この仕事の醍醐味。自分の設計したものが、試作品として形になり、試験などを通じて製品として形になっていく様子を見届けられます。継手は普段は地中に埋まっていて見えませんが、「水を止めない工事」を支える重要な部品。知らず知らずのうちに多くの人々の役に立っている陰の立役者として、誇りを持って働けるでしょう。
厳しさ▲試行錯誤を繰り返すことも。
新規の製品をイチから設計する案件もあり、そうした際にはやはり、手探りでモノづくりをする難しさを感じるそう。時間をかけて設計しても、試験で欠陥が見つかることも少なくなく、「どこの部分を修正すればうまくいくか」「そもそもどこに問題があるのか」といったことについて仲間たちと頭を悩ませている時には、毎回大変さを感じます。
新規の製品をイチから設計する案件もあり、そうした際にはやはり、手探りでモノづくりをする難しさを感じるそう。時間をかけて設計しても、試験で欠陥が見つかることも少なくなく、「どこの部分を修正すればうまくいくか」「そもそもどこに問題があるのか」といったことについて仲間たちと頭を悩ませている時には、毎回大変さを感じます。
この仕事の向き&不向き
向いている人■社会貢献性の高い仕事がしたい方
インフラで欠かせない水道管の継手を設計する仕事です。官公庁や大型商業施設などの不断水工事も支える製品のため、社会貢献性の高い仕事がしたい方に向いています。
インフラで欠かせない水道管の継手を設計する仕事です。官公庁や大型商業施設などの不断水工事も支える製品のため、社会貢献性の高い仕事がしたい方に向いています。
向いていない人■臨機応変に対応することが苦手な方
試験で欠陥があることが判明した場合には、どこに不具合があるかを考えながら設計をし直すほか、製造部門とも連携が求められます。臨機応変な対応ができない方は、向いていないかもしれません。
試験で欠陥があることが判明した場合には、どこに不具合があるかを考えながら設計をし直すほか、製造部門とも連携が求められます。臨機応変な対応ができない方は、向いていないかもしれません。